あなたが笑えば世界も笑う? 脳研究が示す「笑顔」の真実

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笑顔少女+フリスビー

1.笑顔が世界の見方を変える?

虫眼鏡少年

君が笑えば、世界は君とともに笑う。君が泣けば、君は一人きりで泣くのだ。

Laugh, and the world laughs with you; weep, and you weep alone.

エラ・ウィーラー・ウィルコックス『Solitude』(孤独)より

悲しいことや辛いことで気持ちが落ち込むと笑顔になれない。これは人にとってごく当たり前の話ですよね。人にとって感情とは原因で、表情は結果のようなもの。楽しい事が起来た時には笑顔になり、理不尽な出来事に襲われた時には悲しみや怒りが表情に現れます。

しかし、この当たり前のような話に、新たな可能性があるかもしれないということが最新の研究によって判明しました。どうやら人は笑顔の時とそうでない時で、感情の処理の仕方が変化しているそうで、笑うことが人の心の状態を向上させるらしいのです。ソース:笑顔が世界の見方を変える(NYMag)※英文

人は何か良い出来事が起こった時に、楽しい感情が発生することで笑っているように思いがちですよね?しかし、ある研究では顔の筋肉を硬化させるボトックス処置を受けた女性は脳内の感情活動が低下するという結果が出ており、表情が感情に大きな影響を与えるということが明らかになっています。

要するに、「良い出来事を感じる→楽しく感じる→笑う」だと思っていた感情のメカニズムも、「笑う→楽しさを感じる」といった流れになっているということで、私たちの心と体の中では、当たり前とは逆のことが起きているようです。

ということで、この他にも笑顔と感情の意外な関係があるようなので、上のソースをもとに下にまとめてみました。

 

2.笑いは人の感情を向上させる

笑顔説明ボード2

○漫画を読むとき

内容:笑顔の筋肉を鍛える方法でペンを咥えた状態で漫画を読む。

結果:漫画がより面白く感じられる。(しかめっ面の時はよりつまらなく感じられる)。

 

○人の顔を見るとき

〈ロンドンのシティ大学での実験〉

内容:研究チームは25人の被験者に笑顔か無表情の写真を見せて脳波を測定。顔を見た時に現れる脳内の二つの電気的な活動の山に焦点をあてた。(この波形は無表情の場合と比べ、出された顔が感情表現豊かである場合により顕著に表れる)

結果:被験者自身が無表情でいる時、無表情の顔より笑顔を見た時の方が被験者の反応が大きくなった。被験者が笑顔でいる時、無表情の顔を見た時も笑顔を見た時もどちらも被験者の神経反応が大きくなった。被験者が笑っている時、脳は無表情の顔をまるで笑顔であるかのように(あるいは部分的に)認識した。

〈サセックス大学での実験〉

研究結果:私たちが笑顔になると、他人のしかめっ面が深刻に感じられなくなり、我々がしかめっ面になると他人の笑顔が幸せに感じられなくなることを報告した。

 

○有名人の写真を見るとき

内容:有名人の写真を見るときに、しかめっ面で写真を見るとどのように感じるかを実験。

結果:写真の有名人をそれほど有名ではないと認識した。

 

ということで表情が世界を変えるということは分かりました。では、この研究結果から私たちの生活に役立つこととは一体何でしょうか?

もちろん、笑うことで感情が向上するならば、これを利用しない手はありませんよね。相手を楽しませたかったらまず笑わせてみて、自分が楽しくなりたかったらまず笑ってみる。相手を笑わせるのは中々大変ですが、自分を笑わせるなら気軽に始められそうですよね。

よく、「悲しい時こそ笑う」といった考え方を聞くことがありますが、悲しい時に笑うことができる人は、悲しみを打ち消し、楽しさを引き出すために笑うことを選んでいると言えるでしょう。彼らは自分の世界を自らの笑顔を通じて変えようとしているのです。

 

3.まずは笑うことから始めよう

笑顔犬

楽しいから笑うのではない。笑うから楽しいのだ。

We don’t laugh because we’re happy – we’re happy because we laugh.

ウィリアム・ジェームズ名言集より

もし、あなたが楽しさを感じられなくなるくらい辛い出来事に直面した時、楽しいと感じられることが起こるまで待つというのも良い手段です。心の疲れは時間が解決してくれることが大いにあります。しかし、もしあなたが自分を取り巻く世界を変えたいと思うのであれば、まずは形からでも笑顔を作ってみてはいかがでしょうか?

人は笑うことで自ら楽しさを増やしていける生き物なのですから、笑顔から初めてみるのもアリですよね。

ソース:Smiling Changes How You View the World(NYMag)

文責:竹中辰也

翻訳:N.Y

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