11月13日…宇宙から落ちてくる未確認物体「WT1190F」って何?

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未確認物体が地球に落ちてくるぞ!

なんて書くと大げさですね。でも、なかなか珍しい話のようなので、海外メディアや一部の天体ファンの間では話題になっているみたいですよ。

宇宙を漂う正体不明の物体が地球に接近し、11月にインド洋に落下する見通しとなった。隕石(いんせき)にしては軽すぎることから、恐らく使用済み人工ロケットの残骸だろうと専門家は推定している。

未確認物体が地球に接近、11月に落下へ / CNN.co.jp

 

 

正体不明の物体、その名は「WT1190F」

名前だけ見ると、ガンダムのようですね。

「WT1190F」という、どちらかというとお堅い印象の名前を持つこのゴミが、いったいいつ、どこで発生したものなのかについては不明で、多くの憶測が飛び交っている。

11月13日、「正体不明の宇宙ゴミ」が地球に落下する / WIRED

「WT1190F」の長さは約7フィート(約2.1m)ほどとのことで、その動きが小惑星のものとは違いが見られるとか。姿は長い筒のような形だそうで、過去に宇宙で捨てられたロケットである可能性が高いとのことです

 

宇宙ゴミ「スペースデブリ」

起業家イーロン・マスクの「スペースX」や堀江貴文ことホリエモンなど、民間による宇宙開発が進んでいる中、改めて宇宙関連のワードがスペースデブリという言葉を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。今回の「WT1190F」も軌道上を周回しているデブリの一部ですね。

「スペースデブリ」には、耐用年数を過ぎ機能を停止した(された)、または事故・故障により制御不能となった人工衛星から、衛星などの打上げに使われたロケット本体や、その一部の部品、多段ロケットの切り離しなどによって生じた破片、デブリ同士の衝突で生まれた微細デブリ、更には宇宙飛行士が落とした「手袋・工具・部品」なども含まれる。なお、天然岩石や鉱物・金属などで構成された宇宙塵(微小な隕石)は「流星物質(メテオロイド)」と呼ばれ区別されている。

スペースデブリ – wikipedia

スペースデブリの除去のイメージはこちらの動画がわかりやすいかと。

近未来のデブリ掃除屋を描いたマンガ「プラネテス」も有名ですね。デブリは軌道上を高速で周回しているので、当たるとエラいことになってしまうのです。ただ、宇宙開発技術の進歩とともに、デブリ除去技術も進歩しているようなので、私たちが気軽に宇宙にいけるようになる時には安心になっているでしょう。
時は、11月13日の金曜日…

専門家たちは、この宇宙ゴミは、協定世界時11月13日6時20分ごろに、スリランカ南端から100kmほど離れたインド洋に落下するだろうと見ている(基本的には、突入時の熱で燃え尽きると考えられている)。

11月13日、「正体不明の宇宙ゴミ」が地球に落下する / WIRED

どうやら比較的大きな物体なので、大きな光を放ちながら落ちてくるとか。

2013年にロシアのチェリャ・ビンスクに落ちた隕石の大きさは約15メートルとのことなので、今回はひとまず安心ですね。

 

ソース:REENTRY DATA WILL HELP IMPROVE PREDICTION MODELS

文責:竹中辰也

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